必須書籍
セミナーでは
・「新古方薬嚢」
・「ふりがな傷寒論金匱要略」
・「基本テキスト」
を使用し説明します。講義開始前に入手してご準備下さい。
※基本テキストは初めて受講(10回コース)の方には無料でお送りします。
― 書籍のご案内 ―
新古方薬嚢
¥16,500(税込)
荒木性次著 方術信和会刊行
A5判 布装 上製函入 全755頁

本書は傷寒論・金匱要略を理解するため薬物の働きを通して解説したもので、傷寒論・金匱要略に収載されている 203種の薬物の品考、選用、効用や処方を荒木性次先生独自の漢方方術観に基づき解説した荒木性次先生の代表的著作です。
本書は昭和二十九年発行の「古方藥嚢」(絶版)に全面的な加筆増補を施し、更に処方運用の基礎、薬物取り扱いの 諸注意を解説したもので、全編親試実験を旨とする著者の立場によって貫かれ、比類のない迫力と縹紗たる仙趣にみちた名著である。

「本書を片手に傷寒論・金匱要略の原文を読む」・・・これが朴庵漢方のお勉強の原点です。先ず序の文に、どれ丈の感動を覚えるか!!
味の説・方の説・證の説そして方治要領の七つ。これは方剤決定する上で七つのコツとも云えます。又生薬の一つ一つには気と味と薬能がありまして・・・「ボク曰く」は一つ一つの生薬が体の中に入って、その効き目が体の何処に之きて、どういう働きをしていくかが記されております。又一つの処方名の證の解説、治験例に至る迄、正に絶品であり実に判り易い書。
ふりがな傷寒論金匱要略
¥6,600(税込)
朴庵塾セミナー刊行
B5判 並装 全308頁

漢方の勉強にはいろいろありますが、廻り道をせず早く上達するには傷寒論・金匱要略の原文を繰り返し読むことにつきるようです。初心者にとっては漢文はなかなか難しく、近寄りがたく、また、取り組みにくいのも事実です。
フリガナ付きは返り点、送りがなに加え一字ずつにフリガナを付け、どなたにも読みやすく原点に触れられる ように編集してあります。

漢文の苦手な方も避けて通れないのが・・・結局、原文(漢文)を読まなければいけないという事です。漢文は自然と慣れてくるものです。
“急がば回れ” でして、慣れてまいりますと、反ってフリガナ付きは不要になって来る位です。勿論、初学の時はフリガナ付きが便利だと思います。
基本テキスト
¥2,200(税込)
朴庵塾セミナー刊行
B4判

陰陽五行をはじめとした漢方の基本的な内容を網羅しています。セミナー受講時の参考書となります。
参考書籍

荒木先生が日々の実践の中で病者に対して熟考し方剤を決める迄の医案等をメモ書きとして手帳に残されたものを製本としたものです。
中にはとてもご苦労された例もあり、卜庵先生をもってしても仲々効かないケースも有り、先生の人間味に触れた様で、すぐに効かない時の苦悩の過程は心に響く。

七合とは六合の上を行くとでも云うのでしょうか? 六合とは天地(上・下)と四方のこと。
昭和10年から昭和47年の間、荒木先生が病者に接し古医書に没頭し同志と共に学び、先生の全人格の結晶とした書。随筆調あり治験例あり頓智に富んだ文もあり、正しく荒木先生のお人柄満載の書。

荒木性次著 方術信和会刊行
A5判 布装 上製函入 全五頁
132,000円
現代漢方の安易と功利に飽きたらぬ者は竟に傷寒金匱の原点に立ち戻らなければならない。
本書は張仲景医学を親試実証し独自の「方術道」を築き上げた荒木先生畢生の大著で,全編に渉り誦(読み)解 (字句文意の解釈)究理(考察)を施し,原典の序文辨脈,平脈諸編から金匱の果実菜穀禁忌まで餘す處なく理解せ しめようとする前人未踏の解説体系である。巻末に神農本経解説陰陽を 付し用薬の実際に資する。

初心の者には難解な処が多々あるが、元々難しい傷寒論金匱要略論の古典を読む時に、各条の読み方、解釈をするに於いて、一参考書として活用すると解り易い指針となるでしょう。但し、荒木先生御自身はまだまだ未完成の原稿であり世に出すには未だ早いと仰っておられたとか?
しかし傷寒論金匱要略の解説書としては卓越した解説書ではないか!! 又、五巻の最後の所にある“用薬説”は各生薬が身体のどこに働いていくかが記されており、実に興味深い!!